居抜き物件を契約をするときに必ずリース資産がないかをチェックする必要があります。例えば厨房機器をリースとして使っている場合や複合機をリースとして店舗に設置している場合があります。これらのリース資産はリース期間に支払いがすべて完了すると所有権はあなたのものになりますが、この支払いがあることを見逃してしまいますと後々資金繰りに大きく影響してきます。

居抜き物件の前の所有者は早くこの店舗を手放したいということでこのリース資産があることを知らせない場合があります。これは情報開示を受けないと必ずトラブルになります。買主にとっては既に所有権は自分のものと思っていてもリースの支払いが終わるまではそうにはならないのですから、トラブルになって当然です。厨房機器などのリース期間は非常に長いものが多いのでこれは是非とも居抜き物件を契約する際にチェックをする必要性があります。

またそのほかに厨房機器が故障していないかをチェックすることも忘れないでください。居抜き物件の中には1年間近く店舗を利用していないところもありますので、そうなってしまうと厨房機器が故障しているケースが多くあります。しっかりと火はつくか、氷は作れるか、冷蔵庫の中の温度は最適かなどをひとつひとつチェックして下さい。

最後にチェックをしてもらいたいのはその居抜き物件の前にはどれぐらいの人通りがあるかを確認して下さい。なかなか人通りが少ないところであれば新規のお客様を確保刷ること自体が困難かと思います。そして前任者にどうして徹底をしてしまったのかを聞くのもいいかと思います。中には業績が好調でもっと拡大をしたいということであればその居抜き物件は優良な物件かと思います。ちなみに多くの場合は業績不振が原因ですので、その原因を追究してこれから出店するあなたも同じ道を歩まないように努力をしなければいけません。それでは居抜き物件を活用して飲食店経営をがんばって下さい。